経口抗がん薬の簡易懸濁法による治療継続と医療従事者や患者家族などの曝露対策の推進を目指す「横浜宣言2026」が2026年3月、横浜市で開催された日本臨床腫瘍学会学術集会で採択されました。
「経口抗がん薬の服用が困難な患者であっても、経管投与は継続的な薬物療法を可能とする重要な治療選択肢である。一方で、経管投与を担う医療従事者及び介護にあたる家族等には、抗がん薬曝露というリスクが伴う。そこで、抗がん薬の経管投与に際しては、薬の加工が必要な場合には薬剤師と十分に連携し、簡易懸濁法に適する製剤を選択した上で、抗がん薬曝露の危険性が少ない適正な簡易懸濁法の手技により実施することを強く推奨する。そして、これに従事するすべての者は、抗がん薬曝露対策を正しく理解し、正しい手技でこれを実践する。 我々、日本服薬支援研究会は抗がん薬を粉砕・脱カプセルする危険な操作(作業)を防止し、簡易懸濁法の正しい手技と、抗がん薬曝露に関する正しい理解及びその対策に関する継続的な研究・教育を実施し、経口投与が困難ながん患者であっても、抗がん薬治療の機会が失われることのないよう、適正かつ安全な抗がん薬の経管投与法の普及に努めることを宣言する。」