部会紹介

SECTION INTRODUCTION

  • 摂食・嚥下障害
  • 運動障害
  • 健康長寿
  • がんケア
  • 医療安全
  • 小児
  • 本部会について

    食べることや飲み込むことに障害があり、食事や水がうまく食べられない・飲み込めない摂食・嚥下障害の患者さんがいます。食事が摂取できなければ、薬の服用も難しくなります。
    しかし、食事は固形の食事を咀嚼して食塊を作り飲み込みますが、薬の服用は、液剤、散剤・細粒剤・顆粒剤、錠剤、カプセル剤など形状の異なる固体を水とともに飲み込むため、嚥下するまでの過程が異なります。「摂食嚥下障害」の程度を知る評価方法はありましたが、薬を飲むことの障害の評価はありませんでした。2021年にニュートリー(株)からPILL-5(ピルファイブ)が提供され、薬を飲みにくくなる症状「錠剤嚥下障害」を評価することができるようになりました。
    本部会では、薬を飲むことの障害に関連する情報を収集し提供します。

    活動内容

    準備中

    資料

    書籍など

    1. 苅安 誠 他編 嚥下障害の臨床、-リハビリテーションの考え方と実際- 医歯薬出版株式会社
    2. 金子 芳洋 他訳 薬と摂食・嚥下障害、-作用機序と臨床応用ガイド- 医歯薬出版株式会社
    3. 倉田 なおみ 編著 介護施設・在宅医療のための食事状況から導く、薬の飲み方ガイド 社会保険研究所
    4. 倉田 なおみ 研究代表者 嚥下機能低下に伴う服薬困難に対応するためのアルゴリズム等作成のための研究 研究報告書 2020年度厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 長寿科学政策研究
    5. PILL-5 ニュートリー株式会社HP

    実績

    Web講演会 薬を飲むための支援

    日時:2022年3月25日(金) 19:00〜20:20

    1. 19:00〜19:40  嚥下機能障害と服薬補助ゼリー開発の経緯
      株式会社龍角散 新田信一 先生
    2. 19:40〜20:10   “錠剤が飲めない”時の対処法
      昭和大学薬学部 客員教授 倉田なおみ 先生
    3. 20:10〜20:20質疑

    Web講演会 最新の簡易懸濁法・服薬支援に関連する情報の提供

    日時:2024年5月10日(金) 19:00〜20:40
    内容:講演20分、質疑10分

    1. 19:00〜19:30簡易懸濁法での投与における医薬品の情報提供の実態
      東京薬科大学薬学部 秋山滋男 先生
    2. 19:30〜20:00クロピドグレル硫酸塩の事例から考える簡易懸濁法の配合変化と対策
      北里大学薬学部 青木学一 先生
    3. 20:00〜20:30介護施設へのアンケート調査における薬剤師の介入状況とその課題 
      協和調剤薬局 本局 米田正明 先生
    4. 20:30〜20:40 総合討論

  • 運動障害部会では、運動障害のある患者に対する服薬支援の実施に関して、有用な情報を研修会形式にて広く発信していきます。あわせて、片麻痺,パーキンソン病,関節リウマチなどによる運動障害や,抗がん薬による爪囲炎等に伴う障害によって発生する錠剤やカプセル剤をPTP包装から取り出す際や点眼薬や吸入剤を使用する際の問題をなど、服薬困難・使用困難に対して、その障害に合せた支援の在り方・支援方法および支援ツールの検討を行ってまいります。
    当部会の活動をとおして、運動障害による患者の服薬困難を解決することのできる薬剤師を増やしていければ幸いです。 

    • 運動機能障害と服薬支援に関する部門研修会の開催(WEB形式)

    • 運動機能障害に対する服薬支援の現状について把握するための会員にけた調査の実施

    • 上市されている服薬支援に関するツールを把握するための調査

    資料

    準備中

    実績 

    運動障害部会Web講演会 「 虚弱な高齢者の服薬支援に寄り添うカタチを考える 」 

    日程:2023年1月19日(木)
    講師:医療法人 愛生会 くまもと温石病院 薬剤科 薬局長 森 直樹 先生 

  • 本部会について

    健康長寿とは、ただ長生きすることだけではなく、介護は必要としないで、自立して元気で生活を送ることを表します。 
    日本は、世界でもトップクラスの長寿国です。長寿の目標は「健康寿命」が長く続き、「平均寿命」までの差が短くなることになります。「平均寿命」は着実に延びています。
    しかし、「健康寿命」との差は変わりなく約10年間のまま推移しています。
    本部会では「健康寿命」につながる様に予防の段階からを広く捉え、日常生活に制限がない自立して健康で豊かな人生が長く続くことを視点にした情報提供が出来ればと考えています。 

    活動内容

    講演会や文献の紹介など情報提供を予定しています。 

    資料

    健康寿命の令和4年値について(厚生労働省) 

    実績

    高齢者の ADL に影響を与える薬剤への服薬支援を考える ~フレイルやサルコペニアを考え、褥瘡を予防しよう~ 

    日時:2023年3月9日 (木) 19:00~20:40 
    講師:国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 薬剤部 溝神 文博先生


    小児の特徴と服薬支援および栄養支援 —妊娠期からの子どもの健やかな成長・発達をめざして—  

    日時:2023年11月16日 (木) 19:00~20:40
    講師:地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪母子医療センター
      臨床検査科主任部長・大阪府移行期医療支援センター長 位田 忍 先生 

  • 本部会について

    がんケア部会は、がん患者さん、ご家族が生活の中で悩んでいることを取り上げていきます。
    抗がん薬による不快な副作用の予防・対策法、シャンプー・衛生用品などの選び方、口臭対策、抗がん薬の曝露の少ない安全な取り扱いなど、患者さんからの相談に薬剤師が対応できるよう様々な支援を行っていく部会です。 

    活動内容 

    年に1回、がんケア部会主催の講演会を開催する予定です。
    また、会誌を通じて、がんケアに関わる役立つ情報を掲載する予定です。

    資料

    準備中

    実績  

    日本服薬支援研究会 がんケア部会 Web講演会 

    日時: 2023年6月22日(木)19:00~20:40 
    場所: ZoomによるWeb講演会 
    講演1:「がん患者の服薬支援を考える」19:00~19:50(講演40分、質疑応答10分) 
    講師:東京医科大学八王子医療センター薬剤部 輿石 徹 先生  
    講演2:「がん患者を支える薬局・薬剤師の役割」 19:50~20:40(講演40分、質疑応答10分) 
    講師:帝京平成大学薬学部 小原 道子 先生 
      

  • 病院や薬局では、薬による様々な医療事故が発生しています。
    薬剤師はその防止に向け、積極的に関与するために薬剤師自ら薬による事故を防ぐためのスキルを磨くことが必要です。
    そして常に他職種や患者とのコミュニケーション能力を高めていくことが求められます。
    本部会では、臨床現場で患者さんの安全を守る上で、“役に立つ”情報発信を行っています。
    今後も、服薬支援研究会の会員の皆様にとって、薬を適正に使用することができるように最新の情報を提供し支援していく所存です。 

    医療機能評価機構やPMDAなどから発出された医療安全に関する情報をリアルタイムで情報発信しています。また、年に1~2回、医療安全部会主催の講演会を開催しています。 

    資料

    作成中

    実績 

    ■ 日本服薬支援研究会 医療安全部会 Web講演会 
    薬剤師に求められる医療安全の視点とは 

    日時: 2024年11月8日(金)19:00~20:50 
    場所: Zoom によるWeb 開催(接続は18:30~) 
    内容:特別講演1「クスリのリスクから患者さんを守る安全な薬物療法のススメ」  
       名古屋大学医学部附属病院 患者安全推進部 梅村 朋 先生  
       特別講演2  「薬剤師、薬剤部門に期待すること~医師安全管理者の立場から~」  
       三重大学医学部附属病院 医療安全管理部 兼児 敏浩先生 


    ■ 日本服薬支援研究会(簡易懸濁法研究会)医療安全部会 Web講演会 2022 

    日時:2022年1月6日(木)19:00~20:30
    場所:ZOOMによるオンライン開催
    内容:「医療安全は医薬品適正使用と服薬支援が胆(きも)!」  
       大洗海岸病院 薬剤部長 新井 克明先生 

  • 本部会について

     小児への薬の投与は困難なことが多く、大人以上の服薬支援が必要となります。お腹が一杯だと薬を飲んでくれなかったり、苦味が強い薬は飲もうとしても喉を通らないことがあります。また、小児がんのお子さんを持つ母親が、1回の服薬に何時間もかかり、ようやく飲んでもらえても次の服薬時間がすぐに迫るなど、1日中薬を飲ませる努力をしているという話もあります。
     薬の飲ませ方や使い方に関する情報は豊富にありますが、そもそも小児用の製剤がない薬剤が多く存在します。また、年齢や体重に応じた用量調整が必要ですが、添付文書に小児の効能・効果、用法・用量、安全性などの記載が十分でない薬剤は、全体の約7割に上ります。
    こうした状況を踏まえ、本研究会小児部会では、単に薬の飲ませ方、使い方に関する情報提供にとどまらずに、薬剤学会の小児製剤フォーカスグループや製剤業界とも連携し、より包括的な取り組みを進めていきたいと考えています。

    活動内容

    小児の服薬に関する課題を明確にし、適切な小児製剤について検討します。

    資料

    日本薬剤学会小児製剤FG

    実績

    特別講演1 「あのね、 ほんとうはね~心の声が言葉になる」

    日時:2024 年9月29日 (木) 9:30~11:00
    演者:昭和大学大学院 保健医療学研究科 准教授 副島 賢和 先生